SSブログ

氷特需 コンビニカフェ好調で [経済ニュース]

 コンビニエンスストアがレジ脇で販売するアイスコーヒーのヒットで、製氷会社が氷の増産に追われている。

 コンビニ大手が昨夏の1・5倍から2倍の量の氷の確保に動いており、冷蔵庫の製氷機能の向上に押されてきた製氷業界には、久々の特需だ。

 製氷大手「小久保製氷冷蔵」(千葉県八千代市)では、氷を砕いて透明のカップに入れる生産ラインが、3月からフル稼働を続けている。例年に比べ2か月の前倒しだ。

 同社は今年、新工場を建設したり、最新の製氷機械を導入したりして、氷の生産能力を前年に比べて1・7倍に引き上げた。それでも生産が追いつかず、「従来の取引先以外からの依頼は断らざるを得ない」(須田康男常務)状態だ。

 他メーカーでも使っていない設備を再稼働させるなど、増産の動きが出ている。

 急に生産能力を増やしているのは、2013年に、コンビニ各社がレジ脇で販売したコーヒーが大ヒットしたからだ。

 コンビニ向けのカップ入り氷を含む「袋詰め氷」の販売量は、12年度の約18万トンから、13年度は15%増の約21万トンに増えた。ブームの火付け役のセブン―イレブンは昨夏、アイスコーヒーを1店舗平均で1日当たり約100杯販売した。8月には、アイスコーヒー用のカップ入り氷が不足して、販売を一時見合わせた。ローソンやファミリーマートも氷の確保に追われた。
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:blog

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。